『菅原 裕己 いきるおはなし会』 – bum

『菅原 裕己 いきるおはなし会』

生きる、暮らす、働く。この三つのキーワードについて、考えた時あなたの頭にどんな物事が思い浮かびますか?

小学校教諭、オーストラリアでの暮らし、千早赤阪村の村おこし、空き家バンクでの活動を経て、西表島での今。

思い悩みながらも手作りで人生を切り開いてきた彼から語られる言葉にみなさん背中を押してもらいましょう。

日 程 ‖ 2024年4月14日(日)

時 間 ‖ 17:00-19:00
場 所 ‖ BUM

料 金 ‖ 1000円

話し手 ‖ 菅原裕己

聞き手 ‖ 井上拓耶(BUM)

※御予約無しでもお越しいただけます。

が、だいたいの人数を把握しておくためにご一報頂けると幸いです。

(お話会は外で開催の可能性もあります。暖かい格好や膝掛け等ご持参ください。)

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profile

菅原 裕己

滋賀生まれ。幼少期は魚をつかまえまくって過ごす。大学は生物工学を専攻。その後バックパッカーを経て、荒れた小学校の教師、農業かじり、林業かじり、大工かじり、造園かじり、家具づくりかじり、店舗内装&デザイン&diy施工コーディネートかじり、地域おこし協力隊、法人立ち上げ空き家バンク&空き家活用&道の駅運営かじり、森の幼稚園キャンプスタッフかじり。

現在は旅路の途中。

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引っ越したてのBUMの家

菅原さん(以下、スガちゃん)との出会いはBUMのこの建物を紹介してくれた時でした。よし、お店やろう!そう話してから初めて3人で物件を見に行くことになったまだ暑い秋の始まるのある日。早めに着いて、ソワソワしながらタバコを吸って約束の時間を待つ僕ら。千早赤阪村の道の駅で待ち合わせをしていたので、初めてみる”田舎”の空気に胸は高鳴っていた。約束の時間を過ぎても、連絡はこない。電話をしても、出ない。

その日の道の駅

再び電話を鳴らすとさっき横でおむすびを買っていたよく日に焼けたニイちゃんがこっちに寄ってきた。

おったんか〜い!と全員心の中でツッコむ。そのにいちゃんは僕らが着いた頃から辺りをふらついていた。

「とりあえず、横乗せてもらっていい?道案内するから〜」案内された先には、先日電話で話した物件とは全く違う古民家が。中に入ると大家さんもいる。後で聞いた話だと、「養安くんたちの話聞いてたらここや!ってビビッときてん〜」

(ちなみに目的の物件は遠目からチラッと見ただけ、途中、助手席で胡座をかいたり、おもむろにポッケからおむすび取り出して食べたり今思えば初対面からマイペースだったな)

後のヘアサロン

そんなスガちゃん節満載の出会いから名もなき頃のBUMの第一歩は踏み出されました。

スガちゃんの村での信頼度は高く、どこに行っても愛されていました。人の輪を重んじて色々な人を紹介してくれ、村での暮らしの基盤作りに惜しみなく協力してくれました。この村に移住してきた皆んなはきっと”スガちゃんがいたから”と口々に言うでしょう。

前置きが長くなりましたが、時が流れ、スガちゃんは村を去りました。一年と少しが経ったある日、再会のきっかけは突然訪れました。村の入り口にあるお菓子屋さんモネモネの裏にある倉庫で作業をしているななおろうに会いに行った時にいびつな椅子を見つけたのです。生木を加工して作られた曲線が魅力的なその椅子をスガちゃんが作ったと聞き、すぐさまLINEを飛ばした。「これ作ってみたい」。

返事が来るか不安だったが、意外とすぐに返信が。「みてくれて嬉しい。とりあえず会おうか、今西表島にいるけど、ちょうど近々大阪行くよ。」

椅子の繋いでくれた再会はどこか必然だったのではないかと思う。

グリーンウッドワークでの椅子製作ワークショップを開催しようとなったのです。

しかし椅子を作るには膨大な時間と根気がいる。しかも毎回西表島から通うとなるとお金もかかる、それだけ気持ちを保つことができるかどうかが不安だ。そんなわけで今回はまずお話し会を。話を聞いて、人をみて、ワークショップの方向を見出していこう。と言うことになりました。

とんでもなく長くなりましたが、読んでくれた方々、ありがとうございます。

スガちゃんをわかりやすく表現する肩書きは見当たらず、実直に全てを書いてみるしか見当たらず、こんな長文になってしまいました。

どんな話が出てくるのか、どんな会になるのかは検討が付きませんが、きっと訪れた人のなにかのヒントにはなると思います。

ピンときた方は是非お越しください。

※御予約無しでも大丈夫です。が、ざっくり人数を把握しておきたいのでお越しの際はご一報下さい。